5話 「遠慮すんな、もっとキレろ」カチキレ教唆 / 俺たちバグジー親衛隊 Ⅱ章
サボりたい。 何かをやりたくて部活動に入ったはずにもかかわらず、人はそう思うことがあります。 サボる。それは思春期特有のものでもなく、大人になっても襲われる怠惰の罪です。 「今日さ、部活さぼろ...
サボりたい。 何かをやりたくて部活動に入ったはずにもかかわらず、人はそう思うことがあります。 サボる。それは思春期特有のものでもなく、大人になっても襲われる怠惰の罪です。 「今日さ、部活さぼろ...
「適当に打ったらいけたとかどうせバレるやろ? 俺が教えたって知られたくないから、教えるのは無理や」 織田はそう言って、ぼくに浅倉さんのアドレスを渡してくれませんでした。 舌をペロッと出して、「さあてどうして...
「聞いてくれよ。俺のクラスにさ浅倉さんっちゅう女の子がおってよ」 部活の帰路、ぼくはきゃぷてん、ボブ、織田の三人に話し始めました。 「女の子ってなんやねん。」 「女子って言えよ」...
鯉捕獲をはじめて20分ほどが経ちましたが、捕獲には至っておりませんでした。 始めは意気揚々とチャレンジしたぼくも少し諦めが目立っていました。 そんなとき、後方にいた織田が暴走を始...
11話 毎日、美容室に通います / 俺たちバグジー親衛隊 Ⅰ章 とある町に、「い、家に帰らしてくれぇー!もう時間は9時や!俺んちの門限は6時なんやあー」と叫びながらジタバタと荒れ狂う少年がいま...
第6話 校長、もしや慢心ですか? / 俺たちバグジー親衛隊 Ⅰ章 「そうだ、京都に行こう」 コピーライティング界隈において、これほどわかりやすいキャッチフレーズはありません。 ...
5話 サンパツシテネの合図は公園で / 俺たちバグジー親衛隊 Ⅰ章 カッカッカ… 足音を立てて階段を下りるスーツ姿の初老男性の真上から叫び声がしました。 「お~い、おまえ!こっ...