6話 「デカい顏すんなやあ!」 / 俺たちバグジー親衛隊 Ⅱ章
「お前ェ!っデカい顔すんなやあ!オラアッ!」 夢見台高校のテニスコート隣りの路地で、おっさんが叫んでいます。 「さーせん。さーせん」とボブは珍しく神妙な面持ちで謝っていました。 ...
「お前ェ!っデカい顔すんなやあ!オラアッ!」 夢見台高校のテニスコート隣りの路地で、おっさんが叫んでいます。 「さーせん。さーせん」とボブは珍しく神妙な面持ちで謝っていました。 ...
ある日の朝練。 ぼくは、ギアルというテニス初心者の1年生と乱打という練習に参加していました。乱打とはコートの反対にいる人とラリーを続ける練習です。 テニスの経験がない方に、ここでこのスポーツの特徴をご説明し...
部活動こそ、青春だ。 理不尽な叱咤、なんとなく生まれる連帯感、試合という日ごろの成果を発揮する行事。 高校生は学業が本業ですが、生活の中心イベントは部活動になることが多いです。 この頃、ぼくらの所属する軟式...
「適当に打ったらいけたとかどうせバレるやろ? 俺が教えたって知られたくないから、教えるのは無理や」 織田はそう言って、ぼくに浅倉さんのアドレスを渡してくれませんでした。 舌をペロッと出して、「さあてどうして...
鯉捕獲をはじめて20分ほどが経ちましたが、捕獲には至っておりませんでした。 始めは意気揚々とチャレンジしたぼくも少し諦めが目立っていました。 そんなとき、後方にいた織田が暴走を始...
“小学校の池で鯉を捕まえる” それが4人に与えられた、いや、勝手に作り出したミッションです。 ぼくらは池を前にして、今か今かと突入を心待ちにしていました。 そのとき、きゃぷてんが...
第13話 バグり島、爆誕。親衛隊結成 / 俺たちバグジー親衛隊 Ⅰ章 初のバグり島への来訪日。 門限を破ったぼくは、母からこっぴどく叱られました。 しかし、もうボブときゃぷてんから高校デビュー...
12話 遅い反抗期とハヨカエレおじさん / 俺たちバグジー親衛隊 Ⅰ章 「ウェイ!!ハヨー…カエランカイ!」 「うわぁっっ!」ぼくらは腰を抜かして驚きました。 シルフスコープを持たずにシオンタウンのポケモン...
10話 100円ワックスでボコルフ爆誕 / 俺たちバグジー親衛隊 Ⅰ章 ボコルフという謎のあだ名をつけられたぼくですが、そのあだ名には満足しています。 しかしせっかく髪の毛のセッティング用に購...
8話 きゃぷてんの帰還はちょうどええ / 俺たちバグジー親衛隊 Ⅰ章 「バスケの申し子・きゃぷてん、バスケ部を脱退!テニス部へ電撃加入!」 のニュースは学校内を駆け巡り衝撃を与えま… せんでし...